東京オリンピックのチケット1次抽選でラッキーにも当選(女子サッカー)しました@mimiusa63です。
本記事は、2019年6月の1次抽選直後に、開会式・閉会式のチケットの行方について検証した記事です。
その後、内容が古くなっていますが、逆に今ではもう閲覧できない貴重なキャプチャ画面なども掲載していますので、このまま記事を残しておくことにしました。
オリンピック後、「あの東京オリンピックはどうだったんだろう」と振り返るときに役立って欲しいと願っています。
では、2019年6月に執筆した記事、本編をどうぞ!
オリンピックの開会式・閉会式のチケット。
当選したという人を見たことないのです。
チケットはどこに行ってしまったの?
我が家が当選したのはサッカーですが、家族がどうしてもサッカーだというので私のIDでもサッカーも申し込んでおいただけで、私としては開会式・閉会式に是非当選してもらいたかったのです。
でも、抽選の申し込み自体2枚までしか申し込めなかったし、当選したという人を私は見たことありません。
チケットはどこに行ったのかなあと思っていたら・・
どうやら、開会式・閉会式チケットは、国内1次抽選販売以降、観光や高級ホテルステイなどとセット販売しているパッケージでしか販売していないようですね。
(8月18日更新)8月18日現在、本サイトで定点観測している海外チケットリセラーKingdom Sports Groupは、一時的に販売サイトをクローズしており、本記事に掲載の画面は一切閲覧できなくなっています。
外国人枠観戦チケット販売状況から見えてくること
外国人や海外在住者は、東京オリンピック公式のリセラーを通して観戦チケットを購入します。
外国人枠チケットでは、主にアジア各国向けの販売を担当するリセラーKingdom Sports Groupが、2019年6月20日から第一フェーズのオリンピック観戦パッケージ販売を開始しています。
外国人枠のチケット販売状況を追っていくと、この先の日本人枠用のチケット販売の予測がつくかと、Kingdom Sports Groupでのチケット売れ行き状況を定点観測的にモニタリングしています。
Kingdom Sports Groupでのチケット販売スケジュール
リセラーKingdom Sports Groupでのチケット販売スケジュールは次の通りとなっています。
Phase 1: パッケージ売り
2019年6月20日から販売開始
早いものがち(first come first serve basis)
Phase 2: イベントごとに抽選
2019年6月25日より
Phase 3: 一般販売
2019年終わりから2020年はじめまで
早いものがち(first come first serve basis)
本記事の執筆時時点では、「Phase2:イベントごとの抽選販売」の期間中です。
外国人枠観戦パッケージに含まれる競技や内容
Phase2になっても「Phase 1:パッケージ売り」は引き続き継続して販売されます。
パッケージの内訳については以下の記事でまとめていますが、もう一度おさらいしておきます。
パッケージ販売には6つのプラン
パッケージ販売には、ダイヤモンドパッケージ、プラチナパッケージ、ゴールドパッケージからファミリーパッケージまで全部で6つのプランがあります。
ダイヤモンド観戦パッケージの内容
外国人枠の6つの観戦ツアーパッケージのうち、一番高いダイヤモンドプランの内容は次のとおりです。
- 5+ Star and Suites. The best available.:5つ星以上のホテルかスイート相応のホテル
- A Category event tickets and Ceremony tickets:競技のチケットおよびセレモニー観覧チケット
- Ability to purchase additional tickets:追加のチケット購入権
- Personalised meet and greet on arrival, private transfers:到着時のお迎えとプライベートカー
- Dedicated account manager and Games Time support:アカウントマネージャーと観戦時間サポート
- Tours and Experiences included:観光ツアー
- Exclusive dining options and some meals included:格調高いダイニングオプションと一部食事付き
- Hospitality upgrades subject to availability:ホスピタリティーアップグレード
- Flight options when required:要望に応じて航空券のオプション
- Invitation-Only Olympic Games Access/Specialized Invited Olympic Games experiences:招待客用入場口からのアクセス/特別招待のオリンピック観戦経験
この中で「Specialized Invited Olympic Games experiences(特別招待のオリンピック観戦エクスペリエンス)」が、どんな内容なのかが書いておらず不明です。
招待客用の特別入場口から出入りできることはもちろん、最高に良い席で観戦できるのは当たり前と思いますが、”特別なexperiences”って何でしょうね。
気になります。
ダイヤモンド観戦パッケージの販売状況
そしてこの夢のようなダイヤモンド観戦パッケージの販売状況ですが、こちらが6月24日時点の販売状況でした。
唯一”特別なexperiences”を含むパッケージであるダイヤモンドAプランだけが売り切れで、BとCはまだ売り切れていませんでした。
次は本記事執筆時時点6月29日ですが、同じくダイヤモンドAプランだけAllocation Exhausted(割当分消費)で、BとCはまだ売り切れていませんね。
割当分消費と完売の違い
ここで紛らわしいのはAllocation Exhausted(割当分消費)とは完売ではありません。
現在はすべて売り切れとなっているブロンズプランを見ると、Allocation Exhausted(割当分消費)とSOLD OUT(完売)の2種類があるのが分かります。
SOLD OUT(完売)のプランは、少なくともリセラーKingdom Sports Group経由では販売される予定がなく、Allocation Exhausted(割当分消費)の方は配当が今後割り当てられれば、再度販売が開始されるということになります。
オリンピック開会式・閉会式のチケットの行方
オリンピックの開会式・閉会式のチケットは、私は当選したという人を見たことがありません。
チケットはどこに行ってしまったのかなと疑問でした。
開会式・閉会式チケットはパッケージ販売でのみ放出
パッケージ販売の値段についてKingdom Sports Groupに問い合わせをしたら、自動返信メールに書いてありました。
Olympic Games Opening Ceremony tickets remain sold out until we receive a further allocation from Tokyo 2020.
All Ceremony tickets will only be released in packages.
「開会式のチケットはオリンピック委員会から追加の割当があるまでは、売り切れ状態となります。
(開会式・閉会式含み)すべてのセレモニーチケットはパッケージ販売でのみ放出されます。」
海外外国人枠チケット販売でも抽選販売分が6月25日からスタートしていますが、開会式・閉会式は、抽選販売しないと書いてあります。
The following tickets are not available as part of the event ticket lottery process.
- Opening and Closing Ceremony
・
・(開会式・閉会式のチケットは抽選販売では取り扱いません)
少なくともKingdom Sports Groupが扱う外国人枠では、開会式・閉会式のチケットが購入できる方法はパッケージ販売のみということになります。
国内用公式観戦ツアーでも開会式・閉会式付き
オフィシャルパートナー旅行会社各社が、公式観戦ツアーの申込みについての情報公開を開始していますが、ツアー内容を見てみますと・・。
開会式から閉会式まで毎日競技が観戦できる 18泊19日プラン (2020年7月23日(木)~8月10日(月))や
2020年7月24日(金)~8月9日(日)までのうち前半・中盤・後半のご都合のいい日程から選べる 6泊7日プラン など、充実のラインナップをご用意します!
日本国内向けツアー販売でも、開会式・閉会式も含んでいるプランありとなっていますね。
元々開会式・閉会式のチケットはパッケージ・公式ツアー販売で放出するために、日本国内での1次抽選での放出量は著しく少なかったのでしょうね。
パッケージについている、観光だのスイートルーム宿泊だののセットは我が家は不要ですねえ。
チケットだけ販売してくれないかしら・・
オリンピックとは、実にショーまたはエンターテイメントを売るビジネスなのだなあと切に感じました。
海外販売枠として新たなプラン登場
プランの下の方のランクのブロンズやファミリーはそこそこ売り切れていますが、ダイヤモンド、プラチナ、ゴールドあたりは、執筆時現在40%~50%の完売(もしくは配当分消費)率です。
オリンピック委員会としては販売後すぐに完売するという読みだったのが外れてしまったというところかと想像します。
海外販売枠に新たなプラン登場
パッケージ販売が不振だからだかなのか、新しいプランというものが誕生していましたので紹介します。
Create Your Own Program (CYOP)
Create Your Own Program (CYOP)パッケージです。
CYOPパッケージとは、ベースとなるパッケージ(ダイヤモンド、ゴールド、シルバーなど)を選び、1部屋あたりの人数や、観戦するイベントを選び自分でプランをカスタマイズできるというパッケージです。
BRONZE BITES
BRONZE BITESパッケージです。
BRONZE BITESパッケージとは、ブロンズパッケージはすべて4日間以上ですが、3日間滞在とコンパクトにしてお得にしたパッケージです。
CYOP、BRONZE BITESパッケージ共に、2019年7月24日の販売開始となっています。
まとめ
「オリンピックの開会式・閉会式のチケットはどこに行ってしまったの?」の疑問の回答を見つけるべく、外国人枠の観戦チケット販売状況のリサーチ結果をお伝えしました。
大半の開会式・閉会式チケットは、元々パッケージでしか販売していない手はずだったようだという結論となりました。
外国人枠の観戦チケット販売状況は、日本での今後のチケット販売にも影響してくるのでモニタリングを続けようと思います。
オリンピックに出場される選手の皆様は、段取りのゴタゴタ具合は気にしないで、リラックスして練習できるようにと祈っています。
(7月26日更新)8月8日からの再抽選に向けて、その後の外国人枠チケット販売状況をリサーチしました。
ビーチバレー、バトミントン、メダル決定戦などが外国人枠のパッケージ販売で売れ残っており、これらが日本用再抽選に投入されると見込んでいます。
詳しくは、以下の記事にまとめさせていただきました。